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LOVE理論 / 水野愛也

ブサイクであっても、チビであっても、デブであっても、貧乏であっても、バカであっても、歌を歌えなくても、走るのが遅くても、女は惚れた男の全てを好きになる。
(p.206)

なんたるバカ!されど真実!

そんなにモテることを人は追求できるのかというほどの熱量に、読者は一旦苦笑し、それでもふと自分の中の知りたいという欲求を知り、引き込まれていってしまうのではないでしょうか。そうなんだよね、たしかにそうなんだよね、と思うこともあり、なるほどなあとこちらが感心することもありました。

まあ、どれだけ女性である私がこれを真剣に語るかはさておき、私は最近こんな熱血教師に久しく出会っていません。私は根が体育会系なので、ちょっと笑っちゃうような熱血系の人々は往々にして愛おしいので、この本はなんておバカなんだろう!と思いながら一気に読みきってしまいました笑

うわっつらKINDNESSが有効である理由

さて、本書でも述べられている、女は優しい男が好きである、ということについて。そしてそれは秘められた人間性のようなものではなく、マニュアルのようにコンプリートすらできる表面上の行動リストに他ならないということについて。

真実だ!と思いました。、、、ですがこれは女がちょろいという単純な話なのでしょうか。私は男友達にこういうことを聞かれたら断固として主張したい。

だって当たり前のことが当たり前にできない男ばかりじゃないか!と!!

誰だってそれは優しい人といたいと思うでしょう。積極的にいじめられたいというならそれは一般的ではない性癖なのです。それでも、うわっつらKINDNESSの内容なんて、今までにも散々言われてきたことだし、分かりきってるよと思わせることかもしれません。

でも、結局そういう分かりきったことができる人が少ないからいまだに「やさしい」人がモテるんですよね。そして、女の子は好きになった人のことはとことん好きになりますから、まあ、惚れさせたもん勝ちということなんですかねえ。

約3行感想

読者が男性であるのか、女性であるのかによってすごく読みかたが変わる本だと感じました。ちょっとだけまじめなビジネス書を読んでる合間に、こういう系統の本読むのも許してくださいな。