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君は、世界がうらやむ武器を持っている / 田村耕太郎

外に出る日本人と国内を掘っていく日本人。このコンビが各々の持ち場で真剣に頑張れば、日本の総力は間違いなく向上する!
(p.19)

ポイント

・海外に出ることだけがグローバル化ではない
・日本は市場が比較的安定した内需大国
高齢化がこれからのビジネスチャンス
・日本人の美徳
 規律ある行動、相手の立場で考えられる、センスがよい
自立・責任・決断が必要

日本が終わる訳ではない

グローバル化が叫ばれ、海外に行けと言われる時代に、それでも国内に残りたいという人の戦い方の本です。一方で海外に出ようと意気込む人にも本書は必要な視点を与えてくれると思います。

日本は貿易により成り立つというイメージもおおいですが、実は内需大国であるというのはビジネスをする上で前提でなければなりません。つまり、日本国内で経済活動を回す余地はまだ充分にあるとも言えるのです。

高齢化はチャンスだ

日本に迫り来る超高齢社会。高齢者自身の起業を含め、高齢者向けのサービスなどこれからビジネスも変化していきます。それをチャンスと捉え、日本人の良さを活かしながら社会変化に対応すること。これは今後日本が世界で生き残っていけるのかに大きく関わる問題です。

そして、日本人の良さといってもそれを磨き続けなければいけません。規律ある行動がとれる、相手の立場で考えられる、感性とセンスの豊かさが本書ではとりあげられています。ですがそれも、出しどころや出し方をきちんと見極められなければ評価されることはないでしょう。

これからをどこで生きるにしても、その市場のニーズ、その社会が求める人物像を知る必要があります。ただ日本はもうだめだと嘆くのではなく、社会の変化をチャンスと捉え、行動することが求められているのだと思いました。

約3行感想

どこで生きていこうが、日本人である限り、良いところも悪いところもその特徴が自分の一部には必ずあります。だからこそ、海外や日本の境で考えるのではなく、どこでもその社会を支えられる日本人の一人となる重要性を感じました。